Kick Me English:独学基礎英語大全 を完成させるまでに、かなりの歳月を要しました。私自身、1988年4月に渡米し、その9か月後、航空学校に入学するまでに英語が話せ、ヘリコプターの教習を受けつつ、航空学がこなせるほどの英語力をつけたことに、法則性を見出していたにも拘らず、それをしっかりと記録に取っておかなかったことや、その後、大学に戻ってからも、特に学習法や勉強法をサイドで学ぶことなく、自然に英語力が伸びたため、それらを記録しておくことはなかったのです。

そして、在米中に婚姻をして、日本からの駐在員の妻になり、英語を学んでいる最中の方々とたくさん出逢い、それによっても生業を得て、帰国子女の帰国受験のために教えたり、などをしつつ、大学に通い続けることになりました。

心理学部に入ることができる前・最中にはまったく気づかなかったのです。日本で生まれ育ち、大人になってから渡米した日本人でUniversity of California Berkeleyに入ることは、なかなかの難易度である、ということは理解していました。が、そこで学部でも左右される要因として、英語力があったことに、私は入学後まで気づかなかったのです。実際、学部でも院でも、純粋日本人は私がいた期間中、1名しか出遭いませんでした。が、彼女は厳密に分類すると、在日韓国人で、いくばくかの国際意識はそもそも持っていたことが、のちにわかります。もうひとりは、駐在員の娘さんで、3歳からいて、日本語の読み書きに自信がない、という子がもうひとりいたくらいです。

心理学部において、英語は非常に負荷が高いのだ、ということが、そこで初めてわかったのです。

MBAやComputer Science, MathematicsやArtなどよりも、英語で理解せねばならぬことはぐんと多くなり、図表もプログラムも感性も、少し低めなのかもしれません。同じ社会科学の分野であっても、英語の負荷が高いのだ、ということがのちのちわかってくるのです。

そこでも私は英語を1本化して教える仕事に就こうとは未だ思っていませんでした。2008年、帰国することを決意したのは、私的な理由ですが、生涯USに住むための資金がなかったためです。勉強を中途半端に続けながらも、仕事へと繋げなかったツケを支払わねばならなくなりました。帰国すれば英語ができるため、少しは仕事があるだろうと思ったときに、私はすでに40代。そこで、自分で英語スクールを作ってしまうことにしたのです。

そのために、1年弱、さまざまなスクールのさまざまな形態の英語講師の仕事で学びました。驚くことのほうが多く、???ばかりが胸に湧いて、それを脳でどう処理していいものか、迷いに迷ったのでした。

・ やってはいけないこと

・ やらなくてはいけないこと

 

・ やったほうが効果が高いこと

・ やると効果が目減りすること

 

・ 知識として足りないこと

・ 知識として間違って入っていること

 

という、対になっている現実をより分ける作業をたくさんやってきました。その間、自分が学んだことが正しいかどうか?を確かめるため、小中学生を教える個別塾でも3か月ほど働いてみました。そして、教科書をまんべんなく見て、副リーダーなども見せてもらい、検証を続けました。

日本で学生を名ばかりな状態も含め、20年以上が過ぎていたので、改善した箇所もわかってよかったのですが、概ね、英語だけではなく、数学も国語も社会もその他の教科も基本形は変わらぬものでした。

ということは・・・

みんな使える英語は学んでいないのだ、という確信=結論を導き、私はオリジナルカリキュラムを作成する日々に移行します。少人数の生徒さんにマンツーマンかセミプライベート形式で、自宅マンションに来ていただき、3年ほど、試行錯誤を繰り返しました。そして、4年少し前、朧気ながらも骨子が見つかり、今の形になるまで、さらに2年半がかかり、今回、教材をパッケージングして、販売する形になるときに、Practice【演習】を付け足すことになりました。

成果が上がっているデータも、おかげさまで延べ数で1000人になり、確信度合い・精度はどんどん上がっているところです。

日本では、英語スクール・英会話スクールが多く、特に昨今では子どもさんをターゲットにしたスクールが町にたくさん溢れています。費用対効果を考えたときに、それらがどの程度の効果があるのか?を考えると、ド貧乏に育った私はとても心配してしまいます。

Silicon Valley:シリコンバレーに20年弱住んだ経験から言うと、やはり文化的背景や心理面はとても大きく英語の使い方に影響をもたらします。27年住んでいても読み書きも話すことも聴くことも不自由な人も実在しましたし、ESL:English as a second languageカリキュラムに2年以上在籍している日本人も複数名見かけましたし、Community College:2年制の大学でもついていけない学生もたくさん見ました。TOEFLスコアが足りないわけではありません。コミュニケーションの仕方や考え方などが違うために、心がどうしても開かず、脳が活性化しないのです。

そこで、基本的に日本国内で学んでも、海外で学んでも、多くの日本人は、「効率よく、使える英語を学ぶ方法をあまりよくわかっていないのだ」という前提で、独学のための基礎英語をすべてカバーする教材を作ることにしました。

独学教材にしたかったのは、安価に抑えたかったからです。みなさんに東京都調布市のスクールに通ってもらえるわけもなく、オンラインスクールもそれなりに高いのです。ですから、私個人はみなさんにお会いしたいのですが、自由にお家で好きな時間にやっていただける教材を開発していこうと決めました。英語を習得するのに、お金をたんまり使い続ける必要はありません。生活の中に自然に入れ込んでいくようになっています。

知らないあいだにされて英語難民にされてしまっているみなさんのお役に立てれば、と思いながら撮影をし、テキストを構成し、編集をし、HPを作りました。レッスンでは、なぜなのか?が、薄皮がどんどん剥がれていくようにわかります。

1月29日に続く・・