ESLで今まさに2016年5月の卒業式での Sheryl SandbergのCommencementを取り上げて、そのスピーチを教材にしています。

 

その中で、彼女一家のエピソードがあり、おばあさまが家族の中で初めての大学就学者になり、卒業したことに触れています。Sheryl Sandbergの経歴はこちら:

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AA%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0 日本語 https://www.facebook.com/sheryl 英語FB ← Facebookがふさわしいと思えたので。

データを少し眺めてみましたが、思っていたほどの数値ではなかったことに、今、軽く息が止まりました。もっとたくさんの人々が大学に行けるようになったのではないのか、と。

私の年代では、大学進学率は、この表で行くと女子では12%ほどです。私自身、自力で入学金と1年分の学費が貯められなかったため、翌年に入学しました。父方では、叔母がたったひとりだけ、長野から東京の女子短大に出たのが The first college graduate in the familyで、母方には当時誰もいませんでした。

その後、私よりひとつ年下の従弟が、長野から東京の国学院に入学したので、四年制大学に進学したのは、彼と私のふたりが、The first college students in the familyとなりますが、私は米国留学に進路を切り替え、退学します。手続きをしたはずなのですが、除籍扱いだということを後年知ることとなります。

そして30歳を過ぎたあと、大学に戻り、University of California Berkeleyを卒業するのですが、特に苦労したとか、苦しかったとか、特別な苦難があったわけでもなく、楽しい日々を過ごしたけれども、それなりの障害を乗り越えた感じでしょうか?

大学進学率の国際比較の図を見ると、ドイツは、Meisterがあるので専門性の高い職人になれる進学の道があるため、大学進学よりももっと現実的であるがゆえに、この数値はいいのであろうと思います。かたや、アジアの国では、やはり韓国がすごいんですね。USでも韓国の留学生の高学歴への情熱は感じていました。Cal Techなどもかなりの留学生がいたのでびっくりした記憶ありです。

米国では、Community Collegeがとても受け入れがよく、受験などが必要ないこともあり、大学に行くだけは行けます。卒業できるかどうか?は、本人次第です。4年制大学にしても、自分のTranscript(単位取得記録)は、生涯保持できますので、期限はありません。ひとつの大学に在籍し続けるための条件はありますが、学位をいくつ取ってもいいわけです。

ゆえに、大人になってからの大学通学率となるわけです。日本はこれでも最下位となっており、もちろんすべての国を取り上げていませんけれども、先進国と言われる国々の中では、進歩がない、あるいは教育を重んじていない傾向を示しています。

私個人は、USに戻り、大学院にできれば生涯通い続けたいと願っており、そのために稼いでいるような状態です(笑)。せっかく大学に進学できて、卒業できたので、まだまだ夢のつづきを見ていたいのです。学部も多岐に渡り、今は、数学と物理をもう少しやることと、心理学の博士号を取りたいのと、できれば、栄養学や環境工学などもやってみたいと思っているくらいで、それを直接職業にするなどというところからは、うんと遠いところに好奇心は位置しています。

現在子どもさんたちの他、大人のカウンセリングも周期的に受けているのですが、教育の重要度合いについては、強く強く力説させていただいております。特に学校に行く必要がなくとも、家庭でも、日々の遊びの中でも、学びを継続させることの重要性について、知力を開花させることにより、次世代へと遺伝子を膨らませた形で開花させることができる可能性を手渡してあげられれば、と願っているのです。

英語に関しても同じことで、日本語が取り入れてきた「日本語にアレンジして変化させる」という傾向は、そろそろやめたほうがいいのでは?と考えています。でなければ、資源のない日本という国では、技術やサービス、コミュニケーションや文化伝統で勝負するための材料がなくなっていくのでは?と思えるのです。

私が子どもの頃びっくりしたことで、Tibetansのシェルパの仕事で家計を支える子どもたちは、なるべく多くの言語をマスターしようとしていたということ。小学校5年のときにそれを知り、英語を諦めないようにしようと決意したはずなのに、実現するまでに相当な年数がかかってしまいました。

今後、Spanishをもう少しBrush-upして、そのあと関連するItalian, Portugueseをある程度やったあと、死ぬまでにはHungarianが覗けたら、と考えています。漢字を忘れないために少し中国語もやったほうがいいのだろうか?

The first college graduate in the familyは、おそらく未来に夢を繋げられるとてもうれしい宝物を内包しているはずなのです。それに続く子孫たちが、あなたのことを誇りに思えるような学びを、どうか死ぬまで続けてください。