自分のことをなるべく客観的に見てこれを書いていこうと襟を正しております。講師の質について、いろいろ考えていることがあります。クラスの雰囲気で書いた通り、自由なクラスを作れるかどうか?という質がまず最初のボタンだと考えており、「言いやすい」「リラックスできる」「構えなくてもOK」などの前提が必要だといつも肝に銘じているのです。

生徒さんが入ってきたときには、近所のおばさんのように(笑)、「仕事忙しかったの?」「体調はどう?」「何か楽しいことあった?」などなど、ヒントを得るための会話をします。教材動画にはそれは映っておりませんが、来てくださる生徒さんの体調や気分はいち早くつかもうとします。

小学生を特例で見ている平日の夕方があるのですが、ここで線引きがとても難しいと思っているのが、夕食前、学校で学んで遊んで、さらにスクールに来る前にはおなかが空いているのです。マンツーマンでとても高いなぁと私自身が感じているので、ごちそうするくらいはまったく問題ないのですが、お家の夕食やその他の食事のルールや食べている内容、時間などを考えて、いつも迷っていたので、明日、お母さまと面談することになっています。でも、おなかがとても空いているとやはり学びは進みません。ちょっと空腹くらいがいいのです。おなか一杯はダメなので、おにぎり1個だとかスイーツ1個などで満足してもらってからレッスンをしているのですが、それの是非について面談します。

英語を学びに来ているのだから、余計なことは要らないという意見はあるかもしれません。が、ヒトはみな心を持ち、生活の一部で英語を学ぼうとトライしている最中ですから、全体像を見たいというのがあって、余計ではなく、大切なものだと考えるのです。特に体調はすぐに把握したいところです。

ここがすっぽ抜けているとその後のレッスンは何にもならない気がします。

その後、長く英語講師をしてきて考えることをいくつか・・・。

私がすぐに独立してしまった経緯は、やはりすべて廻りの英語講師から反面教師として学んだことも多いのです。

  • 家や自分でできることをレッスン内でやらせる

コレ、ダメですよね。スクール全体やその講師が「集金している」という態度の顕れだと思えてしまうし、手抜きでしかないと感じるのです。

  • 参加型ではないため、講師がたくさん話す

知っている人が知らない人を教える、という態度はNGだと考えています。教える側のほうもずっと学びは続きますから、どこがどう、なぜわかってもらえないのか?という謙虚な気持ちがないとダメですね。

  • 生徒さんの英語その他の理解度が読めておらず、教材に忠実すぎて、レッスンや課題がズレている

すぐに生徒さんの理解度を体感できないようではどうやってレッスンを進めていくのか?と疑問になります。宣言しておいたカリキュラムに沿っていればいい、という問題ではないので、ズレはどんどん扇形に広がっていきます。そして誰かが落ちこぼれていき、自分は悪くなくて、生徒さんが悪いという錯覚を起こします。

  • 必要に応じて、テキストやカリキュラムから離れることができない

学びというのは基本のキからの順々へと積み重ねたものなので、今教えているものの前段階にあるものにたまには戻ることなども必要ですし、生徒さんの理解がもっと先を見ていたらその紹介を必要に応じてご紹介することも大切ですから、そこに臨機応変現場処理ができなければ質は高いとは言えないですね (・・;)

  • 使わない知識を教えることに時間を費やす

英語で言えば、仮定法や未来完了形など、日常的には使われないことが多いのに、なぜかとても力を込めて、あるいは重要なこととの区別をはっきりつけないで教え続けることは、生徒さんの負担が大きいです。特に単語は、日本で教えている語彙は固いフォーマルなものを採用しているケースがとても多いので、もっと日常的なものに置き換えたり、ついでに違った言い回しがご披露できるといいですよね。

  • 耳や発音が悪い→ Listeningを教えられないでやたらと量を聴かせる

デビューしたての講師の場合は致し方ないですが、それでお金をもらって生業にしている状態であれば、ぜひとも耳を発達させて、発音にもちょいと気を使ってくれていないと困ります。できないならばできないこと、Nativesとはちょっと違う発音になってしまうことを、事前に生徒さんに特に言っておいたほうがいいと思いますね。真似します(笑)。自信がないと、教材をレッスン中にたくさん聴かせて自分が働かないなどという時間が増えます。

  • 生徒さんの希望を取り入れられない

脱線ほど楽しいレッスンはないじゃーないですか。なのに、希望を入れないなんてありえない!スケジュールが合わないという物理的なことはともかく、それがたいへんなことであれば、追加料金がこれくらいかかる、とすぐに判断できなければね (・・;) 楽しくなければレッスンは続かないし、成果は上がらないのです。

  • 数回のレッスンで信頼関係を最低限でもいいので構築できない

初対面ですぐに生徒さんのハートを鷲掴みにするのはたいへんですが、知識や経験の多さを履歴するだけで、心の距離を狭める努力をしないのはいかがなものか?と思います。実際に生徒さんを名前で呼ばす、「そこのピンクのセーターの人」などと呼んでしまう講師、実在します(・・;)

  • 自分の非や間違いを認めない

人間なのだから間違えたり、記憶がすぐに呼び起せないことだってあります。間違えたらごめんなさい、です。生徒さんから聴いた話ではありますが、「先生に向かってその話し方はない!」と怒った講師が、逆に生徒さんに「年上で社会経験がたくさんある自分に向かって、英語ひとつだけで偉そうにする必要があるのか?」と切り返されていた、という事実もあるそうです。確かに、人としてプレーンに偉そうにしないことが大切だと思います。

  • 英語や自分の教えている内容が好きではない

夢中になって楽しくやっていることを伝えられないようでは、その感情の原子は生徒さんに伝わりますよね。生活のため、お金のためだけでそこにいて教えるというのはよくないです。疲れているときもあるでしょうが、教えている内容や接している人が好きだ!というのはかなり重要だと思います。そのためのコンディションが作れないのは、プロとしてはNGかなぁと思うのです。

いかがでしたか?そういう講師にみなさまが出会えることを強く強く願っています。そして、私もまた、本日も↑ を試されていきます。