英語の時制は日本人にはとても難しいです。「難しいから、よーく聞いてね!」と言ってくれた英語講師・教師はいましたか?中学1年生に向かってどのようにその難しさについて語るかは、教師や講師の腕に掛かっているのですが、言葉を尽くして、あらゆる手を使って、理解に到達するまで説明する必要があると考えています。

すでにHPのあちこちに書いていますが、日本語を母語としている人間にとって、英語の文法で難しく、マスターまでの道のりが険しいワースト3は、

  • 時制
  • 前置詞
  • 冠詞・単複形

です。なぜならば、これら3つは、すべて日本語にはないものばかりをカバーしていたり、根幹となる考え方が日本語にないものがゆえに、です。

であれば、やはりなぜここが違うのか?を先んじて説明してしまうのが、英語を使うことを目標にしている場合の、最短で最善の方法ではないかと考えます。日本語を普段使いしている人々にとって、ないという概念を定着させるのは、なかなか難しく、日本語を生活で使い続けながら、違う概念のセットを同時に並列して使えるようにするためには、それなりの意識化→実践の努めが必要になるわけです。

特に時制について書いていくと、日本語の時制は、英語と大きく異なることをまず年頭に入れて学び始めたでしょうか?英語を学ぶときに、英語を日本語に対訳したり、日本語文を英語に直すときの、そもそもの難易度について、しっかりと検証して教え始めたか、教わり始めたか、ここが大問題で、梯子の段階を飛んでしまったがゆえに、上まで到達しづらいことになってしまいます。日本語の普段使いにない概念について学ばず、「意訳」を標準形として対訳を是とし続けることにより、細かなことまで行き届かず、結局は自文化が持つ概念の範囲に、嵌め込み当て込みをする作業を連続していくことに、結果としてなってしまうわけです。

英語の時制は16、日本語は4つしか使っておらず、その4つの様々な言い方を、英語の時制や相に当てはめています。その微妙さがわからない限り、自然に無意識なまま日本語を使っている点において、英語のどの時制に相当するか、がなかなか判別しにくいわけです。日本語では表象・強調・特化しない概念を、わざわざ都度表現することになり、ここに息苦しさや難しさを感じていくわけです。

時制の違いについてオンライン上の解説です

https://plaza.rakuten.co.jp/samito07/diary/200802270000/ 日本語には時制がない!

http://www.ravco.jp/cat/view.php?cat_id=5166 日本語は時制ではなく相中心

http://repository.tufs.ac.jp/bitstream/10108/24091/1/acs073001.pdf.. 日本語と英語の時制・相について

http://gontama29.hatenablog.com/entry/2014/07/05/212329 日本語には未来形がない

小学校から英語を義務として学ぶことになりました。無理なく楽しく英語に対する抵抗感がなく学べるようになることを切に願っています。そして、海外に日本人として、という概念前に、ヒトとして違いが外見上見られる人々に対して、自然体で対峙できるような能力を上げる(実は、これは上げる能力ではなく、そもそもなかったことを植え付けられているだけなので、その植え付けに対する免疫をつける作業)ことも同様に学び、日本国内・日本語内でしかない概念も、自分の世界の外に実在することはあるのだ、ということを、たくさん体験してもらいたいと強く希望しています。

この学びは、時制だけではなく、対訳しないことや前置詞、単数複数形の苦手を大きな躓きがなく学べるだけではなく、

世界を広げること

  • 違う考え方や感じ方をありのまま受け容れること
  • ある一定のルールは生かされていくこと
  • それにより物事がスムーズになること
  • 基本が網羅できれば、あとから何が来ても学びの余地がたんまりあること
  • 結局はコミュニケーションの密度により、ヒトは幸福感を得ること

などなど、が同時に一石多鳥方式で学べるといいなぁと、遅めに学問に目覚めた私は祈るのです。

文部科学省が基準としている学習要綱は、よくよく読み込めばいいこともたくさん書いてあります。官僚の言葉遊びのきらいはありますが、これが人類全体、国力だけでは留まらないような発展を兆すことを信じてみたいと思います。私個人は、私ができるだけのことを毎日やっていくだけではありますが、子どもたちや、まだまだ自分の能力を開花しない大人のすべての学びが、ラクで楽しいことを願って止まないのです。

Precious One English Schoolでは、英語の中の難易度も併せてお知らせしつつ、レッスンを進めています。目標や、自分の現在の立ち位置が、検定などを受けずとも実感できることがラクで楽しいに繋がると考えるからです。実感に充ちて、日々が転がるように自然に楽しくなること。これに勝るものはないでしょう。そして、ゆとりを以っていろいろなことを見られ、考えることができ、感じる自分を実感し続けること。こんな楽しい日々にしていただきたいものです。

時制は学び方を改善すれば、さほど難しくもないのです。弊校では、早い方は3か月、遅くても1年以内にマスターしている統計が取れています。