文科省の目標は、中高生の英語力を英検で測ることだそうで、目標は全体の50%が、中3で3級、高3年で準2級なのだそうです。私が英語が話せるようになったのは、24歳半の渡米後、半年後くらいではあったと思うので、すごい目標に感じると同時に、勉強の「やりどき」さえ来てしまえば、さほど高い目標でもないと、裏腹なことも感じるのです。

http://www.jiji.com/jc/article?k=2017040500993&g=soc 文科省による英検で測る中高生の英語力

http://myz-english.com/archives/1876 ここにおもしろい統計があります。この筆者は、統計学を駆使して、データを整理してくれています。

先生の実力は、生徒たちには関係しないということ、が結論で、個々人の努力が必要だとしています。もちろん中高生の場合には、家庭の協力も必要となります。

思いつくのは、スポーツ競技の名コーチと言われる人々が、必ずしも選手として成功している必要はないということ。教えるコツというのは、実際の英語力とはかけ離れている部分もたくさんあります。

http://www.nichibei.ac.jp/program/column/learningtime.html このサイトでは、集中的に2200時間を努力すれば語学は身につくという論議。

どれも一理ずつありますが、統合的ではないですよね。

Precious One English SchoolおよびKick Me English:独学基礎英語大全は、大人向けの教材でお教えしています。ただ、特例としてご家族とご面談をして、実際には小学生・中学生・高校生も何人かは生徒さんとして受け持たせていただいています。

それは、学校・家庭・本人の「英語ができるようになるための意欲と努力」を見せていただいている上でのことで、大人のようにすぐにその場で本人が決断できないために、少し選ぶハードルを高くさせていただいていることと、母語の基礎が成っていない場合には、第2言語の取得はさらに難しいためです。

中高生で英語ができる子の特徴は:

  • そもそも英語が好きであること
  • 言語全般、国語に抵抗感がなく、むしろ好きな傾向にあること;読書や書き取りなどに苦労がない状態
  • 言語に限らず表現したいことがあること→言いたいことに繋がること
  • 生きることそのものに希望を持っていること。特に自分の将来について明るい展望を持っていること
  • 世界が広いこと、それがすばらしいことだという楽観を持っていること
  • 今に留まらず自分の行動範囲を広げたいと思っていること

などが代表的に取り上げられます。

その本人の心や状態を見ることができるゆとりが家庭、特に親御さんたちにあり、その希望に沿ってあげられる努力ができる時間や慮りがあることが大切で、でなければ伸びないわけです。

その上で、個々人に合った学び方を紹介してあげられる教師や講師がいることで、褒めてもらえる、正してもらえる、会話が成り立つなどの利点をフルに使えるかどうか?が問題になります。

講師や教師が、自分の英語に自信がないままの中途半端な状態で教えたり、精神的支援ができなかったり、問題や悩みに対してオープンではなかったり、未来に希望が持てるような新しい世界を知識として披露することができなかったりすることが重なると、英語の力へとは繋がらないわけです。

この三位一体のどれが抜けても、効率は悪いですし、突出した親の望みや先生の優秀さや子どもの優秀さだけで行きつける理想形は、かなり遠くに見えてしまいます。バランスよく歩めれば、支え合うことができれば、子どもの行く先は恐ろしいほど遠くまでつながっていることは間違いありません。

塾や英会話に簡単に入れることには、私はそうした意味で賛同しておらず、心理学部で学び、カウンセリングや心理レッスンを取り入れているがゆえに、いろいろと中高生の英語については考えることもあります。ただ、今は、しっかりしたカリキュラムを、個体差が大きなところで提供できる自信もなければ、メドがつかない状態です。ごめんなさい。

お子さんを引き受けるというのは、学校と親御さんの3倍を引き受けなければならないということなのです。他の児童英会話のすべてが、この3倍を請け負っているのか?と、不思議でならないのですが、立派にやってらっしゃるところもあるのでしょう。ものすごいエネルギーが必要だし、人材も必要ですから、今のところは、私にはできる気がしておりません。子どもは、国と世界の未来ですから、やたらなことは中途半端にやれないところです。一度トライしてみたこともあるのですが、さんざんでした(笑)。ラッキーなことに、集客には至らなかったので、丸く収まったのですけれども (・・;)

親御さんの立場であれば、ぜひともカウンセリングが充実したスクールを見極めてください。英語を伸ばすのに必要なのは、本人の時期を見極めることや、資質を伸ばすことが先ですし、母語の充実が必須です。