かなりいい歳ではあるのですが、私は9年ほど前まで大学に通っていましたし、2020年以降、またもや大学に戻る予定でいます←すっかり本気で、計画バッチリです。が、その通っていた大学がUSなので、英語で苦労するということはなく、その後、就職に使おうという気持ちもないので、現状を彩るためにもう少し学びたいという好奇心が根底にある動機です。

大学生だった年頃があるみなさまにも、読んで納得する記事を基に、いろいろと考えてみました。

では、英語ができない大学生はどれくらいか?という統計をネットで調べてみると、だいたい94%ほどの人々は自己申請で「できない」としているようです。そもそもの英語の定義や、英語のレベルについては、過去記事をお読みください。このアンケートに使っている定義は、少し曖昧で、追求型とは言い切れないところで、たとえば日常会話のほうがビジネス英語よりも簡単と感じていることそのものが、事実から離れています。むしろある部分においては、ビジネス英語のほうが簡単ですし、対策の立てようがたくさんあります。2つ目のリンクでは、日常会話ならできるとしている大学生が40%いますが、無作為抽出して追跡調査をしたいくらいです(笑)。

https://goukaku-suppli.com/archives/19066

このひとつめのリンクでは、概ねたいへんよいことを述べていて、とても感心しました。基礎が本当に大切ですから、基礎を押さえた学び方をしていただきたいです。残念なのは、英語学習法のところです。とっつきとして、「動画学習」「英字新聞・ニュース」というのが、たいへんに間違っております。基礎を徹底的に網羅していないのです(笑)。

「動画学習」

ヒトは情報を得るときにその8割を視覚から得ています。ですので、動画をメインのListening学習法にすると、成果が目減りしていきます。純粋な音源を聴くことをメインにしなければ、耳そのものの訓練が進みません。補完として、時間がないときの二次的教材としては有効ですが、これだけやっていると習得までが遅くなります。

「英字新聞・ニュース」

新聞やニュースで使われている語彙は、今後英語を使っていく中、一般的な人々が日常会話に使う頻度がとても低いので、効率が悪いです。映画や動画はその点とてもいいのですが、ばらつきがあるため、そのジャンルや内容を精査していく必要があります。口語と文語の両方、スピードの速いもの、発音が安定しているものを最初に、音源としてのみ使うことがListeningの最も効率のよい方法です。Readingの観点から行っても、新聞やニュースで取り上げられる内容には、親近感が低く、難易度が高く、興味が持ちにくいものが多いので、継続するには苦労を伴いますので、教材としてはいかがなものか?というのが、判定です。

http://lab.oceanize.co.jp/speaking-english/

そして、この2つめのリンクでは、TOEICや英検を使って英語を論じています。特に勉強法などは説いておらず、シンプルなアンケート結果です。ゲンジツはこのような感じ、というのがわかるかと思いますが、前出したように、日常会話とビジネス英語に分ける概念が、すでにボタンの掛け違えになっていますし、片言ではコミュニケーションが取れる、という現実にはそぐわない選択肢を設けているので、不思議ではあります。

http://logmi.jp/32324

このサイトは、対談形式なのですが、読んでみてください。とてもいい点を論じています。

・ 会話偏重:英会話教室流行や社会や企業が会話力を重視していることについて論じています。基礎がないまま、会話を続けて、伸び悩んでいる状態を言及しています。会話をするための基礎は、Listening力ですから、ここを落としていては、コミュニケーションが可能な英語力にはなりません。

・ ラクで簡単を追求する傾向:大学での学び全体がラクで簡単に単位が取れるものを取る傾向について話しています。幼い頃から、「苦労は買ってでもすれば必ず力になり人として器が大きくなる」という教育をせず、要領追求をしていくために、「自分で考える力」などが身につかないことに繋がるのですね。話したいことや、英語で言いたいことがそもそもあるのか?という素地問題になります。

・ 基礎が大切:基礎工事をいい加減にすると、大きなビルが倒壊して災害級の事故になるように、英語も同じことで、基礎から固めていくことが大切です。その基礎を教えているか?と見てみると、英語スクールをしている私から見ると、やはり大きく抜け落ちていることばかり、としか言えない現状です。

大学生だけではなく、小中高も含め、日本の英語教育全体は、少し悲しい現実です。どのようにすれば英語が公用語として使えるようになるのか?を、大学生の今の英語力を見て、さまざま考えてみるといいかと思うのです。

人生には、たくさんの「敗者復活戦」があるのに、多くの人々はそのチャンスに気づかぬまま、重要性を見いだせず、やり過ごしていくことが多いです。英語もそのひとつで、国際社会のメンバーとして生きていくことを決意したほうが、楽しいことも多いですし、ラクになることも多いです。ましてや、もう一度大学生になることすら簡単ですから、ぜひともみなさんに学び続ける生き方を選んでいただければ、たいへんうれしいです。