英語学習の限界シリーズ第三弾は、「よくある言い回し」です。

英語らしい表現、よくある言い回しをテキストや会話の中で学び、それをそのまま暗記したり、英会話で繰り返し練習することにより、話せることへと繋げていくことは、英語学習の限界点です。英会話スクールをおススメしない理由はどうしてなのか?ということについては、限界点が早く来てしまうからなのです。

自分の頭の中で、心に沿った、その場や相手に沿った言い方に変換する能力がつかないのです。これも、語彙の暗記に似ています。英語の本質を学び、それを指針として言い方はいくらでもあり、その中から最もフィットする言い方に変換できるかどうか?が、よくある言い回しをもっと活用する方法ですが、英会話で「へぇ、時間を訊ねる・電話に応対する・アポを取るなど、というのは英語ではこう表現するのかー」と学んでしまうと、どうしてもそのままの形を暗記したり、正しいと思い込む傾向が定着してしまいます。

中高の英語教育や、よくあるテキストなどでは、「慣用句」という名称で紹介されているものがたくさんあり、確かに暗記してうまく運用できれば有効なのかもしれません。が、暗記せずとも自然に入る形のほうがずっとラクですし、学習そのものの継続性も上がります。

慣用句:二語以上の単語が固く結びつき、全く異なる意味を持つものを指し、言語学的にはイディオムと呼ばれる。 慣用句は、会話や文章上で定型句として用いられる。 … 厳密には、諺は一つの文で独立語として成立し、格言、教訓や皮肉、物事の法則を含ませているものである(例『弘法も筆の誤り』『負けるが勝ち』『三日坊主』など)。

Precious One English SchoolおよびKick Me English:独学基礎英語大全では、慣用句を暗記することは薦めていません。むしろ、前置詞・助動詞・接続詞などを体感に落とす方法として、ご紹介しています。

英語の表現が多様的なのは、タイミング・場所・機会や場合・相手によって、距離感・立ち位置/目線・考え方をどのように言えば相手の理解に繋がるか?という仕組みで成り立っているので、暗記をすることや、定型文を固定させる考え方は、あまりよろしくないのです。

たとえば、日本語の「いらっしゃいませ」を英語にするとどうなるか、今検索してみてください。いろいろな人が多種多様な言い方を紹介している傾向が増えてきていますが、それがなぜなのか?ということには納得がいかないことが多いのではないでしょうか?ひと昔前までは、接客業マニュアルに、May I help you?がいらっしゃいませ、ということだ、と平然と書かれており、それを暗記する人も多かったのです。

読んで大混乱。面倒くさすぎるー!どうしてそうなの?ということを、「わかった!」「こういうことね!」と、納得し、しっかりと運用することに自信が持てるものでしたか?

このように、相手が誰なのか、どういった機会や場合なのか、タイミングはどういった具合なのか、場所はどこなのか?で、多種多様な言い方が出てきます。ですので、「〇〇〇〇ってなんて言うの?」という、翻訳や英訳方式の学び方は、それだけでもう限界点なのです。そのひとつかふたつをカバーして、本当に日常的な会話でフル活用できるでしょうか?答えは「難易度が高い」「できなくもないかも。でも間違ったことを言ってしまったらと思うと腰が引ける」などとなってしまいませんか?

であれば、よくある言い回しをリスト化するような学び方はしないことです。動詞や形容詞や副詞などを変化させることにより、時制や助動詞を加えることにより、前置詞や助動詞や接続詞などを体感に落とすことにより、大きく変わる内容になるということを、基本的に学んでしまうほうが効率的なのです。

そうなると、初めての表現に遭遇したときも、その基本は生かせて、さらにどういう意味なのかもわかってきます。インプットでもアウトプットでも、何にでも使える基本をカバーしたほうが、伸びたあと、英語をバイリンガルとして使えるようになったあとですら、有用なのです。

覚える

憶える

という2種類の漢字がありますが、英語は暗記中心だと捉えている人にとっては、憶えるとして身についてしまっています。脳の仕組みを理解していれば、憶えることによって、学問が大成したり成功したりすることはない、とわかってきます。ですので、Precious One English SchoolおよびKick Me English:独学基礎英語大全では、心理レッスンで脳の仕組みや生活習慣、自己の掘り込みやコミュニケーション全般についても学んでいただいております。体感に落すものが、覚えるという漢字が充てられます。そのほうがうんと効率的でアウトプットには非常に有効だからです。

ですので、よくある言い回しに対して、記憶して頭で理解するよりは、頭で理解する部分は基本的なことにして、その後は体感として捉えていくように切り替えることにより、限界点は消滅することになります。

年齢は関係ないですからね!