言語の役割、言葉の役割を考えることなく、英語学習をしたり、日本語で生活を継続して人間関係に悩んだりするのは、そもそもロスが多く、効率や成果を考えていない行為です。

言葉が持つ雰囲気・硬さ vs. 柔らかさ・質感・意味・意義などなど、いろいろなことを考えてみたことがあるでしょうか?ヒトはそもそも身勝手ですので、自分に不利益があったり、もめたり事件になったりすることがない限り、あまり深く考えないことが習性となっていることのほうが多いのです。

私個人は、こうして考えることで生業を成り立たせているので、どんなことでも考えてしまう習性が身についてしまっていて、考えることから逃れられないという、見えない鎖・檻・バリアに囲まれてしまっている気がしないわけでもありません(笑)。ただ、毎日がとても楽しいし、起きている時間は生きている実感があって、頭がパチパチ動いているのがわかる感じです。

さて、言葉のビンカン度ですが、英和辞典を使っているあいだは、おそらく身に付きません。対訳から脱出できていない状態だからです。

たとえば、

Lonely: 孤独な、ひとりぼっちの、(孤独のために)寂しい、心細い、人里離れた

Solitude: (世間を離れ)ひとりぼっちでいること、独居、寂しい場所、荒野

Isolated:          孤立した、隔離された、絶縁した、単離した

「私とってもさみしいの」「孤独を感じる」と言いたいときに、どれを選びますか?

前記事の中にすでに英語の本質については触れていますが、

  • 距離感
  • 立ち位置/目線
  • 考え方

を入れ込むのが英語です。ですので、どれを選ぶか?によってこの3つが表現できるわけなのです。

ひとりでいることがネガティブな気持ちであれば、lonely を使いますが、好きでエンジョイしている状態であれば、solitudeを使います。たくさんの人々の中にいるのにひとりぼっちな気持ちになっている状態をisolatedで、Nativesは表現します。

それは日本人でも同じようなビンカン度の違いがあると思うのです。ひとりぼっちという簡素で大きな意味を使う場合もあれば、孤独だ、孤立している、ひとりの時間、孤高である、その他さまざまな言い回しを考え付ける人もいれば、本能のみでボキャブラリーの幅を考えないままのモードが多い人もいれば、本当にさまざまです。

これらのビンカン度を、母語である日本語のときにどの程度こだわるか?は、

  • 大切な局面のとき
  • 大切な相手とみなしているときや理解度を考えるとき
  • 単純に出てくるかどうか
  • 特に気にしない、伝わればいい

では、そのビンカン度が英語を使うときにどう違いが出るか?ということを考えて、英語学習をしているか?というと、多いのはこの順番かなぁと思います;

  • 自分がこだわっている日本語の語彙のみ、英語もこだわる
  • 大切な局面のとき:仕事・ケンカ・感情表現・テストなど
  • 英語のボキャブラリーとして出てこないとき

なのではないでしょうか?少なくとも生徒さんたちを見ていてそう感じます。統計を取るべきですね、コレ・・・。おそらく生徒さんたちとしては、「出てこない」が圧倒的で、ゆえに単純に辞書を引いてしまうのだろうと思うのです。が、辞書の使い方や言葉の仕組み、体感として落ちている言葉の羅列の理解へのプロセスをあまり感じたことがないと、語彙は語彙だと単純に捉えてしまったままで、ビンカン度は上がることもあまりないのでしょう。

知らない単語だらけの脅威に圧迫感を覚えることのほうが多く、自分が言葉それぞれにビンカンかどうか?というのは、考えたことがない人のほうが多いのではないでしょうか?あなたはいかがですか?

私はつい最近も、「しあわせ」という漢字を、「倖せ」「幸せ」と分けるのはなぜですか?と生徒さんに質問されました。

しあわせ:1 運がよいこと。また、そのさま。幸福。幸運。2 めぐり合わせ。運命。3 運がよくなること。うまい具合にいくこと。 4 物事のやり方。また、事の次第。

私個人は、運をほぼ信じていないのですが、他者と関わる中でうまい具合に行き、心が温かくなることについて、ニンベンをつけることにしています。

他にも音としては同じでも、表記をひらがなやカタカナ、漢字を変えることで、言葉の持つ質感や距離、きっぱり度やその他を表現したいと、ビンカン度をまだまだ上げていきたい所存です(笑)。

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