新年度で環境が変わる人も多いと思います。新しい環境に入ったときに意識するべき事はありますか?

 

新年度では多かれ少なかれ、みんな環境が変わるよね。心理学ではこれに関する用語があります。Coping Skill:順応性と呼びます。 順応性は他にも Adaptation vs. Maladaptationと表現しますが、アダプテーションは順応がうまくできていること、Malがついてるほうは、接頭語で悪・逆という意味があるのでうまくいってないことを指します。

日本では、この新しい環境が始まる時期は春になっていますが、春は新陳代謝が一番活発な時で、 体も負担がかかっています。心と身体、両方に負担がかかっている状態はきついですよね。

日頃からストレスに強い体質を作ることが大切なのですが、急場をしのぐ方法としては、自分の限界を超えた人々・タスク・場所・タイミングなどを、意識して避けることです。

例えば朝の通勤。満員電車がどうしても苦手な場合、時間がかかることを取るのか、ぎゅうぎゅうづめの電車の中で堪えるのか、自分に苦手な方を選ばないようにしたらいいと思います。どちらも苦手な場合は、どちらがより苦手なのかということに着目したらおのずと選べるのではないでしょうか?

ただ日頃においては、体や心にゆとりがある時に、 是非ともストレスに強い自分になることを、考えながら暮らしていっていただきたいと思います。どのようにすればストレスに強くなると思いますか?

まだ体験していないこと、まだ成功していないことなどを、仮想してみることです。自分だったらどうするか? このような場合だったらどうするか?相手が誰に変わったらどうするか?などなど、色々なことを考えることによって知らない間に準備ができている状態が出来上がります。行動に移す前に考えて意識しておくこと。それだけで、そうした出来事が、相手が、 問題が起きても、どれを選べばいいのか薄々わかっていることになります。

10年以上前に流行った、「想定内」という言葉を、さりげなく流してしまうわけではなく、自分でもそれをフル活用してみるといいと思います。想定内のレパートリーがたくさんあればあるほど、どんな事態が来ても、おおよその方向性が決まっていることになり、 そこでたくさんの労力エネルギーを使い、苦労する必要はないわけです。それよりも、たくさんあるパターンの中から、自分で考えた最良のものを選び、それが成功することによって、そのまま「 成功体験」としてほしいのです。

そうすれば自然にゆとりができ、体がきつい時以外は心にゆとりができている状態になります。

もうひとつのヒントは、「これが当たり前だ」 という考え方を捨てることです。こうあって当たり前だと思うと、そうでない時の落胆が大きく、 それらに対処することに非常な疲れを感じます。

新しい生活頑張ってくださいね♬

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