海外のレストランでとても美味しかった時に気持ちが伝わるフレーズはありますか?

 

前回の記事を読んだ上で、この記事の内容も読み進めていただきたいのですが、では、あなたは日本語で、これをどのように表現しますか?というのが、むしろ私からの質問です。

 

そもそも英語では、delicious:おいしい、という語彙をあまり使いません。

 

delicious:  having a very pleasant taste or smell: とても気持ちよい味や香りを表現

a delicious cake

The delicious smell of freshly made coffee came from the kitchen.

This wine is delicious.

 

used to describe a situation or activity that gives you great pleasure: たいへんな愉快・心地よさ・楽しさをくれている状況・行為を表現する

I have some delicious gossip to tell you.

という形容詞なので、本当に極上のものにしか使わないわけです。しかも、体感的なイメージとしては、上品なもの・特別なものということにNativesは使っているので、そんなに安っぽい代物ではないわけです。が、日本人はこのdelicious を頻用しますよね。

すでにボタンの掛け違いが見えます。

さらに、日本語できちんとおいしいことを表現するのって、たいへんじゃないですか?食事をしたあとのレポーターも1ジャンルになるほどで、プロとその辺の素人ではまったく違うところに着目しているわけで・・・。

しかもここには、「どのように感謝したいのか」という捻りなどもありますよね?

Precious One English Schoolでは、英語の本質は、

  • 距離感
  • 立ち位置/目線
  • 考え方

が、1センテンスに必ず入れ込まれていることだと解説しています。ですから、相手・場所・タイミング・場合によって「おいしかった」も大いに違ってきますし、その個人の性格によっても、どの程度表現したいのか?で変わりが大いに生まれます。

 

当たり前の平均的で無難なことが言えるのは、確かに悪いことではないですが、あなたらしく話すことを忘れてしまっていていいのでしょうか?と、問いかけたいところです。

私だったら、大げさかもしれませんが、

It was the dish I will never forget. I would love to come here and have this dish served by you again someday.

この料理をゼッタイに忘れないわ。いつかもう一度ここに来て、またあなたにこの料理を給仕してもらいたい!

くらいなことを言うかもしれませんね(笑)。こうした考え方を持っているかどうか?で表現は変わります。まずは、日本語での自分のレパートリーについて、じっくり考えてみてください。

 

(88)につづく

 

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