好きな花は何ですか?

 

大変なコンプレックスがあって、アメリカに行った時に私がとても戦っていたのが、魚・花・植物全般の名前がわからないんじゃないかということでした。けれども行ってみて、「うわぁ!結構知ってるんだなぁ」と驚いたことがあります。

 

パッと考えて好きな花は、父が死んだ時にずっとこだわっていたガーベラです。ただ非常に切り花の典型なので、私がいま自分で買って飾ることはありません。そうなんですよ、切り花がそんなに好きではないんです。道を歩いていてふと咲いている花に目を止める方が、私としては子供の頃からの習慣として、アメリカに住んでいた頃の当たり前として、受け止められるゆとりを持っている自分が好きなんですが、わざわざ切り花を家の中に入れないと、出演が感じられないようなそんな暮らしはしたくないと思っています。ゆえに調布に住んでおり、 周りにいる人たちも自然物が好きな人となっております。

 

若い頃、花束をもらったことは何度かあるんですが、いえ、何度もあるんですが(笑)、私はその処置に本当に困ってしまいました。ドライフラワーにするんですが、ドライフラワーが束になってやたらと汚い(笑)。今でもそうなんですかね?バラの花束には必ずかすみ草を入れ込むなどという常識。私はバラのなかでも黄色が一番好きで、それを覚えてくれていた人がたまに今でも買ってくれます。ただ一輪だけがいいわけです♪

 

http://www.myshonai.com/nonohana/

 

この図鑑に載っているような、どこにでもありそげなささやかに咲いている花の方が、私はやっぱり好きなんだろうと思います。お花関連の仕事をしている人を悪く言うつもりは全くありません。

 

ひまわりのように太陽に向かってしっかりと健気に咲く花はいいですよね。

 

私の生まれ育ったところには神代植物公園があります。そこに行けば必ず咲いている花が季節ごとに見られたので、わざわざ買って家の中に飾ろうとは思わない、という考え方はその頃に根付いてしまったんだろうと思います。外にちょっと出ればきちんとキンモクセイの匂いがしたり、ツユクサが揺れていたり、ヒメジョオンハルジオンが咲き乱れていたり、という中で育った私は、やっぱり幸せなんだろうと思っています。

 

(94)につづく

 

Please refer to Garden Picture Library