Day 15

語彙についての考え方 1 なぜ語彙はさほど重要ではないのか

語彙はさほど重要ではありません。では、この記事を読んでみてください:語彙についてのあれこれ

びっくりしましたか?今日はさほど話していないな、という日は、なんと270語くらいにアウトプットの語彙は下がるそうです。すごくよく話したな、話題が多岐に渡ったな、であっても3500語くらいと言われています。

では英語の語彙数の記事を読んでみてください:英語学習者のための語彙数

(シェーン英会話をおススメする意向はありませんのでご理解ください)

しかも、子どもたちが自分の母語を使って、さほど不自由なく、おおらかに生き生きと暮らしているように見えるのはいつ頃でしょうか?1歳くらいから喃語を発話し始め、2歳くらいで100から300くらい、3歳では1000語くらいに増えると言われています。日本語 子どもの語彙数

彼らはまだ字を読んだり書いたりすることは「できない」確率のほうが多く、どのようにこの語彙数を入れたのか?を考えてみてください。

自分が日本語で語彙を入れたことなど忘れちゃったよー!というのであれば、小学校から現在までの語彙の増え方について考えてみましょう。

確かに、小学校から大学まで、いわゆる、昨日触れた「勉強」をしている限りにおいては、辞書を引き、単語帳などを使ったり、漢字の書き取り練習をして、など、ふれあいを座学化に頼っていたのかもしれません。大人になって、仕事を開始したり、生活の基盤を揺るぎないものにしていく中、それなりにしか語彙は増えていないでしょうか?

いやいや、それなりに増えてきていることを知ります。どうしてだろう?とは思わぬまま、英語を学ぶときには、なぜか語彙数にこだわり続けます。過去の経験を元に、「こうあるべきだ」という考えから抜け出ることができないままなのです。

本日読んだ記事をしっかり噛みしめてみてください。セットになって押し付けられてきた概念を、ゼロ化するのです。これはとっても難しいです。なぜならば、ヒトは自分がしてきた行為や考えについて、情熱・時間・お金なりを投資してきています。それが「無意味だった」「あまり利益がなかった」と認めることは、自分の大きな部分を否定することになるので、とってもつらいのです。

ところが、これを今やらない限り、語彙については、きっと呪縛のように意味もなく、こだわり続け、英語学習は進まないことになっていきます。こののち、ListeningやReading, Writing、Speaking、文法と学ぶ中、きっと語彙に対してこのこだわり方を捨てない限り、学びの速度や理解の深さが変わります。遅くなり、浅いまま、という状態で、効率よく、バーンとスピードがついたり、電球が発火するようなひらめきの機会を失うことになるかもしれません。

それはぜひとも避けていただきたい。

もうひとつ、考えをシフトしていただくための参考として、英語のコミュニケーションの態度をご理解ください。

英語では、相手がどんな立場であっても、どんな年齢であっても、どんな考え方であっても、「自分と相手は違う」ということをまず前提とします。これが本当の意味での多様性です。その上で、相手にわかるように、相手も自分も「理解」するように、話を展開することがコミュニケーションの第一義である使命です。それがゆえに、多くの人が修得している容易な言葉で、難しいことでも説明できる人が、本当の意味での「コミュニケーションスキルの高い人」となります。

相手が6歳だと思って、相対性理論を説明できたらすごいです。きっと相手の理解は層倍なものになります。しかも、科学や物理がもっと好きになってくれるはずです。

たとえば対立した考え方の人に向かって、どうしても彼や彼女と真逆の考え方があることを、きれいに話すことができたら、それはものすごく素晴らしいことです。相手のプライドを傷つけず、論理を通し、感情にある程度訴え、損得や好き嫌いを超えて、ヒトとしての在り方や美意識に振れ、それらを共通語彙で話すことができれば、怖いもの知らずになれるじゃないですか。

日本語でこれらができれば、英語でできるようになるのは、コツのみです。そもそも、前述の記事のように、語彙数はさほど使っていないのです。使ったからと言って、それらが相手の理解に役立つかどうかは、出してみないとわかりません。相手がわからなかった場合、その語彙を説明できる力のほうが大切なのです。

考え方を変えてみることができましたか?あるいはできそうですか?自分が疑っていた「語彙なんてさほど必要じゃないじゃん!」というのが証明されて気分がいいでしょうか?

英語学習にさほど多くの語彙は要りません。2500から10000程度は、日本人であれば、すでにきっとカバーしている語彙です。あとは、その簡単な語彙を使った、英語らしい独特の言い回しは、どうやって、どうして?というのを押さえていくことが、アウトプットをもっと増やすコツです。

語彙にいつまでもこだわり続け、座学の時間数を増やし、暗記に苦手意識を持ち、成果が上がらない、忘れたと嘆くことがありませんように。心から祈っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA