Day 17

語彙についての考え方 3 日常生活でできる語彙の増やし方

本日は、必要な語彙がわかってきたあと、ご自分が日常生活でどのように語彙を増やせるのか?の具体的な方法、習慣化できるかどうか、の検討です。

Day5で、実際に他者とコミュニケーションを取っている実質時間はどの程度か深く考えてみたかと思います。事務仕事やPCを前に仕事をしている場合、平均的には1-3時間程度、話すことが主体の教える仕事・営業・販売をしているお仕事でも4-6時間程度となったかと思います。

起きている時間が16時間から17時間くらいが健康な生活ですが、そのうちのコミュニケーションに使っている時間を引いても、10-15時間程度、頭の中で言語を使う時間が残されています。

ということは、通常、外に向けて言語を使う vs. 頭の中で言語を使う 比率は、1:10から2:3ほどのバラエティがあるということですね。無言で仕事をしていても、メール処理や書類作成など、やはり言語は使っており、歩いているときであっても、「あれ?今日の予定は?」「今頃Aさん何しているかな?」「今日は疲れたなぁ」などなど、言語を使っているわけです。

これが思考ですが、この思考が浅い場合もあれば深い場合もある、というのが Day5の気づきでした。

語彙に直接的な関連はないのですが、この思考の深さを習慣化して掘り下げることができれば、効率がいいです。いかんせん、ヒトはエネルギーを保存したいので、「好き嫌い」「損得」の後に来る、美意識・人としてどうありたいか、までに、考えを進めていくことができる事柄とそうでない事柄が大きく分かれ、その数にも個人差が生まれます。深くすることがクセになるとどういいのか?は、”Consciousness” 意識のところで学びます。

では、話題を戻し、語彙を具体的に増やすためには。外で実際にコミュニケーションを取り、相手が使ったものを理解し、わからない場合は訊いたり調べたりする、というよりは、内側で考えてみる、気づいてみる、というほうが、有効に使えるということがわかります。しかも、仕事に費やされない「スキマ時間」「移動時間」「仕事の合間時間」などがありますから、その蓄積時間は莫大なものになることに気づけます。

なぜならば、平常時には、ほとんどの人が「辞書は引かない」という傾向が強いからです。私個人は教える立場にあるので、多くの定義を必要に応じて明記することにしています。でなければ、生徒さんの理解まで到達しない確率が増えてしまうからです。しかも、日本人の傾向としては、わからないことも「聴いていればわかるだろう」と思い込み、「ここで水を差したり茶々をいれないほうがいい」と、質問をしないことがひどく多いのです。

もちろん、ここを増やしていければ同時にとってもいいことです。調べるクセをつける、わからないことはそのままに放置せず、きちんと訊く。自力で考えられるところまでは考えたあと、質問してくれるのは、心地よいもので、それを拒絶する人はあまりいないはずです。

むしろ訊けない人は、バカと思われたくない、時間をかけて申し訳ない、などと遠慮しているので悪気はないのですが、それが成果や理解に繋がらない場合には、却って迷惑行為になっていることに、なかなか気づけません。

さて、内側・脳内で自分なりに「考えてみる」「推測してみる」という一手間を加えるのは、どのくらい難しいでしょうか?

みかんがテーブルに乗っているのを見る

どこ産だろう?と不思議がる。大きさに関して普通サイズなのかどうか眺めてみる。色合いは熟しているのかどうか見てみる。値段はいくらくらいだったのか推測してあとで家族に訊いてみたり、レシートをチェックしてみたり、自分が買ったのであれば思い出す。剥き方は人それぞれなのか考えてみる。左手で自分で行うことができるかどうか考えてみる(右利きの場合)。白い部分を取って食べる人が多いのかどうか考えてみる。

などなど、たったひとつの物でもこれだけの考える機会を与えてくれます。

英語の語彙をマスターする近道としては、みかん=orange を思い出すだけなのです。それをシステマチックにするだけで、知らないあいだに英語の文をいくつも作れるツール、レゴのピースをたくさん得られることになるのです。

<日々語彙のためにできること>

  1. 家の中にある名詞をすべて和英で確認して自分のものにする。
  2. 職場や定期的に行く場所の名詞を和英で確認して自分のものにする。
  3. 1&2に形容詞をつけてみる。
  4. 動詞をつけてみる。
  5. 副詞をつけてみる。
  6. カレンダーは英語のものを購入し、トイレ・PC横や机・会社・壁掛けなどで「歴史」「ことわざ」「趣味」「スポーツ」「偉人」などジャンルを工夫してみる。

これらはゆとりがなければできません。切り替えが速い脳を持てるように、そのトレーニングだと思ってやり始めてみてください。

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