英語学習の順番 2 | 勉強と学習の違い |
Study=勉強
Learn=学習
このふたつの違いについて、これまで考えてみたことがあるでしょうか?とりあえず、少し考えて、違いを検討してみていただきたいのです。

勉強:
1 学問や技芸などを学ぶこと。
2 物事に精を出すこと。努力すること。
3 経験を積むこと。「今度の仕事はいい勉強になった」
4 商人が商品を値引きして安く売ること。
学習:
1 学問・技術などをまなびならうこと。
2 学校で系統的・計画的にまなぶこと。
3 人間も含めて動物が、生後に経験を通じて知識や環境に適応する態度・行動などを身につけていくこと。不安や嫌悪など好ましくないものの体得も含まれる。
4 人工知能(AI)がデータを読み込み、基準や規則性などを決定すること。→機械学習
Study:
1. devote time and attention to gaining knowledge of (an academic subject), especially by means of books.
- look at closely in order to observe or read.
- make an effort to achieve (a result) or take into account (a person or their wishes).
Learn:
gain or acquire knowledge of or skill in (something) by study, experience, or being taught.
辞書の意味ではこうなります。
言葉遊びをしようというのではなく、自分の中での理解や昇華について考えていただきたいのです。私個人は、ご多聞に漏れず、小学校からほぼ勉強をまじめにして来ないまま大人になりました。そのクセ、貧乏を続けたくなかったために、学歴が必要なことは知っていたので、進学したかったのです。勉強をせずに合格するとか、賢くなることが可能なのか?ということを、かなり真剣に考えていた時期はありました(笑)。なぜならば、高校生になったら禁止されていたバイトも開始し、原付→二輪→車の免許を取り、自分の行動範囲を増やして、効率のいい時給のいいバイトを探して、貧乏じゃなくなる!を体現したかったためですね。
勉強をしてこなかったため、航空学校での座学部分(航空力学・航空法規・気象学など)は苦労するかと思ったのですが、結果そうでもなかった・・・。 (*_*) 集中英語コースも8か月で終わり、無線が聴けたり、会話ができるほどにはなるのです。就職がなかったため、就職浪人のようなことをしながらも、お金を得るための方便はしっかり見つけることができて、学生を続けることも叶い、予定していなかった結婚もして(20年数年後離婚しましたが)、今もこうして割とちゃんと生きているのです。大人になってから大学に戻ってからは、勉強らしきことはしました。が、苦痛は小学校から日本で通った大学までの記憶と比べると、10%ほどでしかなかったです。
なぜなのか?心理学部でいろいろ学ぶうちに自分なりの解釈に到達しました。
勉強→ 査定・評価する/されるためにそのシステムの中に入って、そこでの競争に参加する
学習→ 生きていくためのスキルや知識を得て、それを生活に反映させる
の違いなのだろうと。辞書の意味でいうところの、3.人間も含めて動物が、生後に経験を通じて知識や環境に適応する態度・行動などを身につけていくこと。不安や嫌悪など好ましくないものの体得も含まれる、や英語の意味も助けになりました。
特に学問を学びたいと思って意識していたわけではなく、気づいたらそうだった、のほうがずっと気がラクだし、楽しい。私の本当の大学生活が始まったのは、この繰り返しが続いたためでした。そうした意味では、誰かと競うとか、精を出し努力するとか、本にどっぷり浸かってそれを真に受けるということは、ほぼなかったと言えます。
最初の英語集中コースも同じことで、私は石油が高騰したため、「予算が足りないかも」を先生たちに嘆いていたら、オンキャンパスで働けるように段取ってもらえました。実は8X4週間コースを通ったこのスクールも、実際は半分ちょっとしか受講していないのです。あと半分は、オンキャンパスで働いていたんですね。午前の4時間だけ受講し、ランチ後は18時まで働いていました。視聴覚教室のアシスタントまでやって(笑)。午前に受講した内容を、すぐに午後に使えて、本当に伸びたと思います。
和食を作る修行をしたり、お金の計算をしたり、ピザを電話でオーダーしたり、いい買い物を追求したり、英語を勉強した記憶は薄いです。学んだことばかりが思い出されます。
あなたは今後も英語を勉強しますか?それとも学びに変えてみますか?